ヤドカリトーキョーvol.15

PRIMITIVE ACT（プリミティブ・アクト）と題した本展示は、1日のみの展示である。
そもそもPrimitiveとは、「原始の」「基本の」などと訳すことができ、初源的なものへの呼称である。「美術」における初源は、ラスコーの壁画とも言われているが、存在の証拠もない様な初源たり得るものは、恐らくそれよりも以前に存在していたかも知れない。美術はどのようにして生まれるのか、何が美術で何がそうでないのか。
今回展示する５名の作家は、それぞれの視点でパフォーマンスや版画、ダンスなどといった手法を用いてPRIMITIVEな行いをしながら制作を行っている。
日本で美術教育を受けた新井麻弓、佐藤琢巳、しばたみづき、中井伶美、松縄春香の５名は、それぞれPrimitive Act = 基礎動作、原始行動をどのように捉え表現しているのか、本展では１日という短い時間の中で表出させることを目的としている。
果たして私たちのPRIMITIVE ACTは何に成り得るのか。

This exhibition titled “PRIMITIVE ACT” is only one-day event.
In origin “Primitive” means are “archaic” “primal” and it has some of root senses.
The “Art” in primitive, it maybe Painting of Lascaux, or older than it as unfound somethings.
Where are the arts biggining, what is the art and what is not.
The artists of this exhibition, ARAI Mayumi, SATO Takumi, SHIBATA Mizuki, NAKAI Reimi, MATSUNAWA Haruka, they got an art education at JAPAN who makes some works as primitive ways.
This Exhibition will be intended to ooze of primitive act that how to see “Primitive” with each other.
What will become of our “PRIMITIVE ACT” ?